一日のスケジュール例を紹介

オペ室看護師の一日のスケジュール例を紹介します。どのように一日の仕事をこなしているのか、オペ室看護師に興味のある人はぜひ参考にしてください。

一日のスケジュール例を紹介

手術前準備

8:30業務開始です。夜勤のスタッフから夜間の手術状況などを申し送りしてもらった後に、リーダーや師長からの連絡事項を確認し、その日の手術予定や患者情報を共有します。また、手術にあたるメンバーの割り振りや詳細なスケジュールなども同時に発表されます。
朝礼と必要事項の確認が終わった後は、各々が担当のオペ室へ移動し、手術の準備を始めます。外回り看護師は薬品や輸液ラインの準備、オペ台とその周りの物品確認、インプラントの確認などを行います。その際には、オペ室内の温度にも注意し、患者がリラックスした状態で手術を受けられる環境作りに努めます。器械出し看護師は手術に必要な物品を準備します。手術の内容によっては器具の数が300を超えることもあるため、すべての器具が揃っているか入念に確認します。

手術前準備

手術開始

麻酔導入が始まった後は、スムーズに手術が進行するように配慮しつつ、外回り看護師は患者の状態を観察し、器械出し看護師は適切なタイミングで医師に器具を渡していきます。手術を安全に進められるように、どちらの看護師も緊張感を持って業務に臨みます。手術時間は術式や容態によって異なります。ここでは仮に、脊髄の手術で患者が9時に入室し、14時に終了したとします。

手術開始

手術終了後

患者が退室した後はオペ室を片付けて、手術記録を残します。そして、昼休憩です。手術が終わる時間は毎回異なるので、遅い時間の昼休憩になることも少なくありません。そのため、しっかり朝食を摂って体力が切れないようにしておかなければなりません。昼食を摂った後は、午後の手術を行います。午後の手術が17時以降にかかる場合には、オンコール担当や夜勤への引継ぎが必要です。翌日に必要な情報をまとめ、申し送りをして業務終了です。

手術終了後

手術件数について

手術の件数は日によって異なりますが、多くの場合オペ室看護師が一日に担当する手術は2~3件です。ただし、上記でも述べた通り手術の内容によっては手術時間が長くなることもあるため、難しい手術を扱うオペ室で勤務する場合は件数が少なくなるでしょう。

手術件数について

一日の流れまとめ

仕事の流れをまとめると、以下のようになります。
8:30 業務開始&カンファレンス
8:45 オペ室や器具の準備
9:00 手術開始
14:00 手術終了
14:15 昼休憩
15:00 2件目の手術準備
15:30 手術開始
17:00 オンコール&申し送り
17:15 翌日の情報確認
17:30 退勤

一日の流れまとめ

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