この仕事のメリット・デメリット

オペ室看護師として働くメリット・デメリットを紹介します。テレビドラマなどで取り上げられることが多く華やかなイメージがありますが、実際のところはどうなのかを確認した上で検討してください。

この仕事のメリット・デメリット

メリット

まず、大きなメリットとして挙げられるのは「手術が成功した時の達成感」です。これは、オペ室以外の部署で味わうことはできません。手術は医師と看護師を中心に様々な医療スタッフが連携しながら進めていきます。各分野の専門家が自身のスキルを活かしながら患者の命を救うために懸命に取り組みます。そして、それが成功した時の達成感は非常に大きなものです。1対1で患者と接する機会の多い病棟とは違い、チーム一丸となって医療を提供するやりがいがあります。
また、「土日休みが多い」というメリットもあります。外来や病棟はシフト制勤務が基本ですが、オペ室は土日休みであることが多いのです。そのため、休みの予定が立てやすく、プライベートを充実させられるという魅力があります。
「残業や夜勤が少ない」点も見逃せません。手術は非常に高い集中力を必要とします。そのため、多くの病院では看護師に残業させずに、定時退勤を推奨しています。もし、退勤時間後に手術が終わったとしても、夜勤の看護師に引き継ぐことになります。夜勤もまったくないわけではありませんが、他の部署と比べると少ないです。ワークライフバランスを重視したい看護師にとって、オペ室看護師はおすすめです。

メリット

デメリット

デメリットとしてまず挙げられるのは、「覚えなくてはならないことが多い」点です。手術の術式や患者の容態は毎回異なります。それぞれのケースに応じた事前準備や正確な判断が求められるため、必然的に覚えることが多くなります。そのため、常に学ぶ姿勢を持たなければなりません。
「責任の重さ」が大きなストレスとなることもあります。手術は患者の命に直接関わります。万が一ミスしてしまった場合、それが理由で命を落とす可能性もあります。より一層の緊張感が求められる職場なので、そのような雰囲気が苦手な人には向いていないでしょう。
また、「患者とのコミュニケーションが少ない」点も、患者と接することが好きな看護師にとってはデメリットとなります。手術前の準備などで接する機会はありますが、基本的には手術に関することでしか患者とコミュニケーションを取る機会がありません。手術中は麻酔が効いているので言葉を交わすこともありません。患者とのコミュニケーションが得意で、それを活かしたいと思っている看護師には向かないでしょう。

デメリット

よく読まれている記事

  • 転職エージェントを活用する

    転職エージェントを活用する

    看護師が転職する際に必ず登録すべきなのが転職エージェントです。無料であらゆるサポートを提供してくれます。条件に合う求人情報の提供だけでなく、面接日程の調整や条件交渉の代行もしてくれるため、時間のない人でもスムーズに転職先を決められます。

    続きはコチラ
  • 志望動機作成のポイント

    志望動機作成のポイント

    オペ室看護師になりたい看護師へ、志望動機作成のコツを紹介します。オペ室は最新医療に携われる職場なので、「新しいことを学びたい」という意欲をアピールしていきましょう。興味はあるものの、仕事に対して不安や恐怖心がある人でも大丈夫です。

    続きはコチラ
  • どのような役割を担うのか

    どのような役割を担うのか

    オペ室看護師には「器械出し看護師」「外回り看護師」の2つの役割があります。器械出し看護師は、よくテレビドラマで医師から「メス」といわれ、メスを渡している看護師のことです。一方、外回り看護師は、「汗」といわれ、汗を拭く看護師のことです。

    続きはコチラ