気になる給与事情
オペ室看護師の気になる給与事情を見ていきましょう。オペ室看護師は特殊な業務を担当しますが、それが給与にどのように反映されているのでしょうか。
一般的な給与事情
まず勤務形態ですが、大学病院や緊急性の高い患者を受け入れている病院は交代制であることが多いです。それ以外では、オンコール体制を採用しています。交代制の職場であれば、病棟勤務と同様に夜勤手当が発生します。一方、オンコール体制では待機手当やその他の手当が支給されるのが一般的です。そのため、オペ室看護師の給与はオンコールの頻度などで左右するものの、病棟勤務と比較してそれほど変わらないか、場合によっては若干高いことが多いようです。
オペ室看護師は外来や病棟では得られない知識を学べます。順調にキャリアを積み重ねていけば、師長などの上位役職に就くことも可能です。それゆえに、キャリアアップを目指す看護師にもおすすめです。また、寮を設けている病院では、福利厚生の一環としてオペ室看護師を優先的に受け入れているケースもあるようです。
オペ室看護師に付く手当
オペ室看護師に付く手当としてまず挙げられるのが「危険手当」です。他の部署ではほとんど付くことがありません。危険手当とはその名の通り、危険な場面に立ち会う業務に付く手当のことです。血液感染や汚染のリスク、レントゲン持続照射装置を使用した手術など、危険を伴う機会が多いため、その見返りとして手当が支給されます。
次に、「手術室手当」があります。これは、オペ室で働くスタッフに支給される手当です。夜勤がない場合に、病棟勤務の看護師と所得の差が生まれないように取り入れているケースが多いです。
そして、「待機手当」です。夜勤がない場合はオンコール体制での勤務となり、待機する機会が多くなります。待機とは、退勤の際に緊急用の携帯端末を持ち帰り、緊急手術が発生した際に呼び出されるシステムのことです。待機中のアルコール摂取は禁じられており、呼び出しがあった際には早急に病院に向かわなければなりません。待機人数は勤める病院の規模によって異なります。このような待機に対して支給されるのが待機手当です。
キャリアアップしやすい
オペ室看護師は、人員の回転が速い傾向にあります。数年勤務して転属する看護師が他の部署よりも多いのです。これは、ハードな業務であることも影響しているかもしれません。しかしその一方で継続して勤務し続けた結果、「15年で師長になった」というケースも珍しくありません。つまり、頑張って働き続ければキャリアアップするスピードも速いのです。上位役職に就けば、当然ながら給与は大幅に上がります。
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